道の駅 四季の郷公園 FOOD HUNTER PARK フードハンターパーク

2020.07.02
  • 木の庭

ペンがなければ石でかく。野山に囲まれた道の駅のロゴマークを石ころや木で作った話

パソコンやスマートフォンから一度離れて自然と向き合ってみると、いつもと違った発見や思ってもみなかったような遊びが生まれる瞬間があります。地面に絵を描いて遊んだり、花を摘んで王冠を作ったりと、自然の中で遊んだ経験が誰しもあるはず。自然の中で遊ぶ醍醐味は、自分で遊び方を考えられることかもしれません。

2020年7月に和歌山市内で開業する『道の駅 四季の郷公園FOOD HUNTER PARK』(以下、FOOD HUNTER PARK)のロゴマークは、なんと道ばたにある石ころや木の枝を使って描かれています。野山に囲まれた場所に開業する道の駅のロゴマークは、どんな風にして作られたのか、その制作過程に迫ってみました。

石ころや木の枝じゃないと生まれなかった“BE WILD”なロゴマーク

ロゴマークを制作したのは、広告代理店のJR西日本コミュニケーションズ、ディレクション担当のKUUMA inc.とデザインを担当のMAQ inc.のメンバー。制作現場をのぞいてみると、木の枝や石で線を描いているではないですか。「竹林やみかん畑、和歌山ならではの草木が息づく道の駅だからこそ、ロゴマークも自然の中にあるもので作ろう」と、石や木で描くことを決めたそう。現れる線たちは、まっすぐではない。ぼこぼこしたり、ぐにゃぐにゃしたり。デザインメンバーは子どもの頃を思い出したようにニヤニヤしながら、ロゴの形となる文字や線を描いていきます。小さい頃に道ばたの石を拾って地面に絵を描いたことをふいに思い出しました。

石ころのでこぼこがあるからこそ描けるワイルドな線ですね。

ロゴマークのデザインと聞くと、パソコンで作っているイメージを持つ人も多いはず。そんな凝り固まった固定概念を、柔らかくほぐしてくれる光景でした。

何より作っている様子がとっても楽しそう。

なんともワイルドなからあげや焼き芋が描かれていきます。

何日も試行錯誤を重ね、石や木の枝でたくさんの文字やイラストが描き上げられました。

野生を楽しむ場所だからこそ、作り方も野生的に

FOOD HUNTER PARKには、人間の命の糧になる生き物の物語がたくさんあります。私たちに恩恵を与えてくれるこの自然と向き合い、守り、そして学ばせてもらう。そんな思いがこのロゴマークにこめられました。

土のにおいや作物の生命力を、五感で感じる農業体験。鳥や虫の声をききながら青空の下で食べる料理。心地よい風が吹き抜ける木陰の休憩所。いつもよりちょっとだけ野生的に自然と関わってみる。そんな遊び方を提案する場所だからこそ、石や木の枝で書かれたロゴマークはますます生き生きして見えてきます。自然の荒々しさを感じる“BE WILD”なロゴが生まれたのです。

思ってもみなかったものが、遊び道具になる

とっておいたダンボールや空き缶を叩けば、楽器になる。落ちている木を積み上げると、思ってもみなかったアート作品が生まれるかもしれない。自然の中にいると新しい遊び方を思いつくかもしれない。FOOD HUNTER PARKは、子どもも大人もそんな遊びがめいっぱいできる場所なのです。

COLUMN How to Be WILD