【スペシャルコンテンツ】 FOOD HUNTER PARK開業に向けて ~オペレーションディレクター 麻生 剛史~
道の駅 四季の郷公園 FOOD HUNTER PARKのオープンに向けて、開発に関わった様々な方々による施設への想いを紹介していきます。
オペレーションディレクター 麻生 剛史(和歌山電鐵株式会社)
〜FOOD HUNTER PARKでの役割は?〜
この「味覚ゾーン」の事業体に参画する9社のうち、この山東地区に拠点(伊太祈曽駅が本社です)を持つ唯一の企業として、そして現に公園を訪れるお客様をお運びする地域の公共交通機関として、地元の皆様との連携や、より多くの方にご来訪をいただけるきっかけづくりの一端を担うべき存在です。ほとんどの皆様はおクルマをご利用でしょうが、のんびり電車で出かけるのも良いものですよ。
〜普段はどのようなお仕事をされていますか?〜
当社はJR和歌山駅の端っこ、9番線を発し、ここ山東盆地を貫いて紀の川市の旧貴志川町へと至る約14kmの鉄道、貴志川線を運営しています。10数年前からの廃線の危機を乗り越え、地域の皆様の熱いご支援をいただきつつ、真の再生に向けて努力しています。私の属する総務企画部は、文字どおり総務、経理といった管理業務のほか、渉外、営業、イベントやグッズ等の企画、猫の駅長のお世話係に雑用全般等々、運輸や技術部門以外の業務を行っています。
〜本プロジェクトにかかわったきっかけは?〜
3年ほど前、四季の郷公園の大幅なリニューアルについてのお話を伺いました。私たちの属する岡山に拠点を置く両備グループとしても、貴志川線沿線の魅力向上、そして利用促進を図りたいという思いはありましたが、地理的な隔たり等々の制約を感じていたところ、日本旅行様から協業のお話をいただいたことから、大きく話が進展し、他の強力なメンバーの皆様とともに参画することになりました。
〜FOOD HUNTER PARKにかける思い。〜
貴志川線は、乗って楽しい個性豊かな電車や猫の駅長などの取り組みにより、多くのお客様にご来訪いただけるようになりました。いっぽうで、駅から先の目的地をもっと充実できれば、という思いがあった中で、四季の郷公園の大きな魅力向上は、まさに待望の取り組みです。設計、建築、ブランディング、飲食の運営等々、まさに個性豊かな各分野のプロフェッショナルが集まったことで、必ずやお客様に満足いただける場になるものと思います。最寄りの伊太祈曽駅から少し距離があるのが課題ですが、少しでも公共交通でのご来訪や、クルマでご来場いただいた方のお立ち寄りを促す工夫、PRを行ってまいります。
〜地域のみなさまに一言お願いします。〜
和歌山電鐵がこの取り組みに参画するのも、全ては地域の足を残していきたい、という思いから。地域と、鉄道、それはどちらかだけが元気、ということはありえず、まさに運命共同体だと私たちは思っています。豊かな自然を残しつつ、皆が集まる場所として活性化し、誇りを持って自分たちの地域を紹介できる、この施設がそんなきっかけ、一助になることを願っています。