道の駅 四季の郷公園 FOOD HUNTER PARK フードハンターパーク

2020.07.13
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【スペシャルコンテンツ】 FOOD HUNTER PARK開業に向けて ~プラントハンター 西畠清順~

道の駅 四季の郷公園 FOOD HUNTER PARKのオープンに向けて、開発に関わった様々な方々による施設への想いを紹介していきます。

プラントハンター 西畠 清順 (そら植物園)

〜西畠さんは国内外問わず、有名なプラントハンターとして飛び回っておられますが、最近はどのようなプロジェクトに関わっておられますか?〜
国内は前代未聞の巨大なプロジェクトから小規模プロジェクトまで多数、海外では最近ですと英国でのウィリアム王子がパトロンを務める慈善団体「センターポイント」の50周年記念パーティの植物装飾や、香港での4大財閥のうちの2つのオーナーより重要なプロジェクトにおけるランドスケープデザインを任されているなど、海外でもいくつかのプロジェクトを同時に進行し携わっています。

〜本プロジェクトへのオファーを受けていただいた理由をお聞かせください。〜
過去のプロジェクトでご縁のあった方から協力要請があったからです。

〜和歌山県・和歌山市に対する思い入れやイメージなどはございますか?〜
20代の頃、和歌山には仕事で100回以上訪れていた、思い出の地であり、最近ではサーフィンをしによく訪問するのですが、その度に和歌山の自然の豊かさ、温暖な気候、和歌山弁を含め、とても親しみを感じています。

〜FOOD HUNTER PARKのシンボルツリーとしてアコウの木を選んでいただきました。その理由をお聞かせください。〜
日本の亜熱帯植物の代表格的な樹木であるアコウの木。沖縄や鹿児島、そしてその周辺諸島では非常に馴染みのある植物ですが、不思議と和歌山に隔離分布しています。シンボルツリーをセレクトするなら「和歌山に実際に自生している植物の中でも象徴的なものが良い」と思っていたため、本州では珍しく和歌山では分布しているアコウの木を選びました。
また、長寿の木で巨大化することも含めて、「シンボル的存在になりうる木である」とも思いました。
さらに別名「絞め殺し」とも言われているように、アコウには他の岩や石などに絡みついて成長する性質があるので、今回はまさに「石を抱き込んで成長している」ような一点ものの貴重な個体を選びました。
アコウの木はイチジクの仲間で、鳥がその実を食べ遠くに運び、そこからフンと共にタネが落ちて芽吹き、樹木として成長し、また鳥が実を食べて運ぶ…という、「食べる」という行為から自然の循環をわかりやすく伝えてくれる植物。FOOD HUNTER PARKの「Be Wild. 野生を楽しもう。」というテーマにもぴったりだと感じています。

〜これからFOOD HUNTER PARKを訪れる方や地域の皆様へ、メッセージをお願いします。〜
シンボルツリーもこの公園も、地元に根付いて愛され栄え、そして多くの人を魅了するような場所となることを願っています。

 

 

西畠 清順
そら植物園株式会社 代表取締役
1980年、幕末から続く植物問屋に生まれる。高校卒業後オーストラリアに渡り、キャンピングカー生活や東南アジア諸国の放浪を経て、ボルネオ・キナバル山の登山中に出会った食虫植物に魅了され、2001年から植物の仕事に没頭、天職とする。以降、国内はもちろん世界中を旅して、活け花、庭園、空間緑化などのための植物の収集・調達に明け暮れる。
2012年 “ひとの心に植物を植える活動” そら植物園を立ち上げ、「共存」をテーマに東京都心に世界の植物がひとつの森を形成する「代々木ビレッジ」の庭を手がけ日本の都市緑化に大きな影響を与える。今では年間約250トンを超える植物の国際取引を行い、国内外の公共施設や商業施設の緑化、行政から寄せられる様々なコンサルティング業務、幅広い講演や執筆活動、大河ドラマを含む各種撮影現場での演出、アーティストや教育機関、神社仏閣、文化施設とのプロジェクトなど、ジャンルにとらわれないボーダーレスな活動が数々のメディアに「プラントハンター」として取り上げられ、植物業界に革命を起こし続けている。2015年、シンガポール政府から依頼を受け「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」にて開催された日本との国交50周年を記念した花見イベントにて、日本中から集めた桜を輸送して咲かせ、当時の入場者記録を更新するなど成功に導いた。2017年、神戸開港150年記念事業の関連事業として行った「めざせ!世界一のクリスマスツリーPROJECT」では141万人を動員。2019年には故ダイアナ妃からウィリアム王子が受け継ぎ、パトロンを務めている英国チャリティー団体「センターポイント 」の50周年を記念したイベント会場の植物空間プロデュースを行い、その活動が大きく評価された。
現在も様々な植物の可能性を届けるプロジェクトを世界中で進行中。 日本出版販売株式会社、株式会社TSUTAYA、そら植物園株式会社の合弁会社 日本緑化企画株式会社 顧問。新潟県三条市「企業コンサルティング 育成事業」コンサルタント、山口県宇部市ときわミュージアム「世界を旅する植物館」プロデューサー、 九州国立博物館 フィールドミュージアム等将来構想策定委員。受賞歴にカルティエ=リシュモン ジャパンが協賛する日経ビジネスオンライン「チェンジメーカー オブ ザ イヤー 2015」など。 著書に、中学入試問題や学習塾の教宣などでも多数引用されている「教えてくれたのは、植物でした」(徳間書店) など。

公式HP:     https://from-sora.com/
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nstagram:   https://www.instagram.com/seijun_nishihata/

COLUMN How to Be WILD