【スペシャルコンテンツ】 FOOD HUNTER PARK開業に向けて ~和歌山市 産業交流局 農林水産課 班長 黒田 充昭~
「道の駅 四季の郷公園」 FOOD HUNTER PARKのオープンに向けて、開発に関わった様々な方々による施設への想いを紹介していきます。
和歌山市 産業交流局 農林水産課 班長 黒田 充昭
〜四季の郷公園リニューアルプロジェクトに関わることになったきっかけは?〜
和歌山市の東南に位置する「四季の郷公園」は、開園から約25年が経過し、かなり老朽化が進んでいました。そこで、平成28年度に四季の郷公園リニューアル基本計画を策定し、四季の郷公園のリニューアルプロジェクト(以下、本プロジェクトと言う。)が動き出すことになりました。そんな中、私は平成30年4月の人事異動により、本プロジェクトに携わることになりました。
〜「道の駅 四季の郷公園」誕生秘話〜
四季の郷公園には多くの問題を抱えていました。その一つに駐車場問題があります。四季の郷公園は、4月には「桜」、5月には「バラ」、「藤」、「つつじ」の見頃を迎え、多くの来園者が訪れます。当然、駐車場は満車状態となり、付近沿道にまで車両があふれる状態になっていました。そこで新たに駐車場(24時間開放型)を整備する案が浮上し、計画を進めてきたところ、24時間対応のトイレおよび情報発信機能を備えることで国土交通省への「道の駅」登録が可能であることがわかってきました。多くの方々に四季の郷公園の存在を知っていただくためには、道の駅としての登録は大きな魅力になる。そんなことから、「道の駅」としての登録をめざすことになり、現在に至っております。
〜本プロジェクトに関わってきた感想は?〜
市職員で、大きなプロジェクトに携わることができる機会はそう多くはありません。四季の郷公園リニューアルプロジェクトに携わることが出来る喜びを噛みしめながら、これまで業務にあたってまいりました。市民からの要望が多かった公園内へのレストランの新設、そして農業公園であることを活かした新鮮野菜を販売する直売所の設置。これらの要望を形とするため、仲間と全力で駆け抜けてきたことに、達成感を得ております。
〜四季の郷公園の魅力とは?〜
四季の郷公園には魅力がいっぱいです。公園の立地が里山という恵まれた環境にあります。青い空、美しい木々の緑、やわらかな日差し、おいしい空気、いずれも日本人の豊かな感性に訴えかける魅力を備えています。公園自体が持つポテンシャル、そして知名度アップに繋がる「道の駅」としての登録。これらが融合して、多くの方々が訪れ、日頃ため込んだストレスを発散できる、我々を包み込んでくれる母なる公園として、リラクゼーション空間として大勢の方々に活用してくだされば幸いです。
〜FOOD HUNTER PARKオープンにあたって〜
「味覚ゾーン」が7月18日にオープンします。これには、固定観念に縛られない自由な発想で取り組んでいただくため、行政ではなく民間事業者の力を借りることとし、また、実際の運営者が、今後の運営を見据えて使いやすいよう計画(設計)段階からたずさわることができる“DOB方式(デザイン・ビルド・オペレーション)”を本市で初めて採用したことも特徴の一つです。FOOD HUNTER PARKが手掛けてくれた地域食材レストランや農産物直売所は、必ずや魅力あふれる施設になり、地域の方々をはじめ、市内外のお客様に愛される施設になってくれるものと期待しています。
最後になりましたが、本プロジェクトに多大なるご理解とご協力をいただきました地元の方々をはじめ、各企業、事業者の皆様方に心から感謝を申し上げます。