エントランスのシンボルツリーは、「石抱きのアコウの木」を呼ばれる、根が石を抱いた高木。
そのエントランスを中心に、小高い丘が広がり、地元の在来種など多くの樹木が立ち並ぶ緑地エリアです。
さまざまな緑にふれながら、思い思いにくつろぐことができます。
日本では、紀伊半島や山口県、四国南部、九州、南西諸島など、温暖な土地に自生するアコウ。和歌山県は関西エリアでは珍しくアコウが自生する地域になります。アコウの種は実を食べた鳥によって運ばれ、宿主となる樹木の幹の表面に落ちて発芽し、その苗は根を伸ばしてやがて宿主を覆うようになります。一方、枝は上に伸びて宿主の樹木の高さを超えて日光を浴びるようになることから、別名「締め殺しの木」と呼ばれています。
そら植物園株式会社 代表取締役
日本各地・世界各国を旅してさまざまな植物を収集し、依頼に応じてコンセプトに見合う植物を届けるプラントハンター。2012年、“ひとの心に植物を植える”活動を行う、「そら植物園」を設立。ジャンルにとらわれないボーダーレスな活動が数々のメディアに取り上げられ、植物業界に革命を起こし続けている。年間約250トンもの植物の国際取引を行い、植物に関するイベントや緑化事業、コンサルティング業務など、植物の可能性を届けるプロジェクトを世界中で進行中。
安永正臣氏と橋本知成氏、ふたりの作家による風をモチーフにした構造物。風化をイメージするテクスチャやフォルムを基にしたパーツを成形し、風を連想させるシンボリックな構造物に。風そのもののイメージだけでなく、そこから派生する言葉や情景を連想させるものにと考えられています。